1946年
初代 隅谷太郎が、赤坂一ツ木通りに隅谷洋服店を開業。
安田財閥の安田一氏に見込まれ、政財界に数多くの顧客を持つこととなる。安田氏の紹介で吉田茂首相のスーツを仕立てることになり、晩年まで、吉田茂氏のスーツを仕立てて参りました。また、数多くの米軍の将校の軍服やスーツも仕立て、マッカーサー元帥のスーツや、軍服の仕立て、修理を請け負うこととなりました。
身長165cmほどの隅谷太郎は、踏み台に乗って寸法を測っておりました。戦後の赤坂は、花街と政治の裏舞台として栄え、料亭の会合の前にスーツを仕立てたり、お座敷に呼ばれ、採寸などをしたこともしばしばあったようです。
1970年
2代目 隅谷譲司が継承、店名をジョージ五世と改める
70年代は、まさにオーダースーツの全盛の時代。イブサンローランなどが、大流行した時代。デザインという概念が、オーダー服にも影響された時代です。
隅谷譲司は、自らデザインを手掛け、当時のオーダー界のデザイナー衆6人が、東京プリンスで毎年行った、「ブリリアント 6」という、ファッションショーを手掛けました。赤坂も一番輝いていたころ・・・。数多くのタレントや、歌手の衣装のデザインも手掛けました。美空ひばり、小林明といった大御所や、ナイトクラブ無限のミュージシャンの衣装など。赤坂らしいスーツ作りをしてまいりました。
2002年
3代目 隅谷彰宏が継承、店名をテイラーアンドクロースと改める
時代の流れもあり、オーダー業界も大変革。テーラーが、街の中から消えつつある時代にあり本物を追求し、生産拠点をイタリアにシフトし、イタリアのハンドメイドの工房と提携することにより、世界水準の本物の服作りを追求する。2000年ごろから、年に5回ほどイタリアに渡り、現在スーツ・シャツ・靴とすべてオールハンドメイドの工房と提携することとなる。
現在は、各ブランドの日本エージェントとなりながら、イタリア・フランスを中心とした究極の一品を提供しております。